最近テイクアウトを中心に弁当容器でバガスモールド容器を使用してされている企業が増えてきました。特徴的な見た目から、なんとなくエコなのは知っているけれどなぜ環境に優しいのかご存じですか?
さらにいえばどんな用途に使うのが適しているのでしょうか?
いまさら聞きづらい基本知識とメリット、使い方をご紹介します。
目次
バガスとは
サトウキビを圧縮したあとの絞りかすのことをバガスと言います。
ご存じのとおりサトウキビは砂糖の原料であり、絞った際に出てくる汁が最終的に砂糖になるのですが、残った茎や葉などの繊維部分、バガスは年間約1億トンほど排出されます。
バガスは砂糖の製造過程で必ず発生します。そのため持続可能な原料として注目され様々な用途に活用されています。そのうちの一つがバガスモールドです。
可燃ごみとして廃棄できるだけでなく、生分解性のため仮にポイ捨てがあってもバクテリアによって分解され、プラスチックゴミのような海洋汚染が発生しません。
バガスモールドとは
溶かしたバガスから不純物を取り除き、金型で食品容器の形に成形したものがバガスモールド容器です。
ラミ加工ありとなしの違い
容器の内面にラミネートフィルムを張り合わせることをラミネート加工やラミ加工といいます。当社で取り扱うバガスモールドは食品に直接触れても問題ありませんが、材質の都合で水分に強くありません。水や油に触れるとふやけて強度が落ちてしまいます。
揚げ物や水分量の多い食品を使用する際はラミ加工がされているのか、されていないのかを確認するようにしてください。
バガスモールドのメリット
・繊維が詰まっているため紙と比較すると強度が高く、型くずれしにくい。
・軽いため持ち運びがしやすい。
・環境に優しい。
・冷凍対応かつレンジアップ可能。
バガスモールドのデメリット
・食品の長期保存はできない。
・特にラミ加工がないものは水分、油分に弱い。
なぜバガス容器が注目されているのか
鼻にプラスチックストローが刺さってしまったウミガメの写真を見たことはありますか?
プラスチックは土に還りません。そのため地球上に残り続けます。海を漂い、紫外線や波によって5mm以下の非常に小さなマイクロプラスチックになると、それを食べた魚を私やあなたのような人間が食べることになります。マイクロプラスチックがどのような害をもたらすかはわかっていません。ただし体に良いものなわけがありませんので健康問題に発展するかもしれません。
環境省公式HPより引用
これまで弁当容器を中心に包装資材はプラスチックが多く使われてきました。
持続可能な社会のため、環境保護の観点だけでなく、食による健康被害を起こさないためにもバガス容器が注目され利用されるシーンが急増しています。
バガス容器を使いやすいシーン
1.テイクアウトの弁当容器
強度が高いので多少の振動であれば全く問題ありません。お求めやすい価格でナチュラルでおしゃれな容器が手に入ります。
2.冷凍弁当やお惣菜
バガス容器は冷凍することができます。冷凍食品の需要は高まるばかりで宅配食のサブスクも有名になりました。ご自宅でお召し上がり頂いたあと簡単に捨てることができるお手軽お弁当はいかがですか?
3.イベント会場
食べ歩きやその場で食べることが多いイベント会場では、フタと本体が一体型になっているタイプは重宝します。片手が空きますし途中でフタを閉じることもできます。
特に環境保護に力を入れているイベントなんかでは必須かもしれません。
おすすめのバガス容器3選
1.スクエアフードコンテナラミ加工(トップシール対応)
透明蓋対応のボックスタイプ。活用シーンも幅広く、中身を見せたいときにも使えます。容量はちょうどいい550ml。
2.ランチボックス450ml
折箱屋.jp取り扱いのバガス容器の中で最安値!
なんと税込み単価29円でお届けができます。
小さめサイズで軽食にピッタリです。
3.ランチボックス1000ml仕切り付き ラミ加工
仕切りがついているのでおかずとご飯、スイーツ2種などの使い方をカップを使わなくても味移りや中身がぐちゃぐちゃになったりしません。
容量も多いためお値段もしっかりつけていただくことで利益率アップが見込めます。