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杉箱
奈良吉野杉折箱の環境性
日本で使う分は日本で作る 脱炭素社会への取り組み
間伐材を有効利用した自然に優しい容器
環境に配慮した持続可能な森林材料を使用
脱炭素社会への取り組み
奈良県で調達した杉を大阪府で加工しております。 これは 「吉野杉Jへのこだわりと共に、工程間の移動を限りなく少なくする事で、移動に伴う二酸化炭素排出量を低減しております。例えば、中国からの桐材と比較してもおよそ0.5トンの=酸化炭素排出量が低減できます。関西圏で材料調達 から製品までが仕上がる「奈良吉野 杉折箱」は脱炭素社会に向けての有効な手段のひとつと 考えられます。
当社が取り扱う「奈良吉野杉折箱」は、この間引きした用途の限られる間伐材を有効利用した商品です。
間伐材使用による森林保全
木は植えて増やす だけでなく、適切に間引く必要があります。間伐されない森は成長に必要な太陽光が得られず、 木々が成長出来ない 事に加え、下草が生えない士壌は雨に流され水を溜め込む事が出来ず士砂災害の原因となります。やせ細った木は風雨により倒れやすくなり、 森の荒廃が進みます。当社が取り扱う「奈良吉野杉折箱」は未来の森を育む為に 計画的に間引きされた間伐材を有効利用した自然に優しい容器です。
持続可能な材料の使用
「奈良吉野杉折箱」の主材となる「吉野杉」は持続可能な森林管理基準で管理されたサスティナブルな材料を使用しています。また、「吉野杉」以外 の材料も計画 植林された「ファルカタ」 やリサイクル可能な「古紙」 を使用している為、「奈良吉野杉折箱」 は環境性の高い製品と言えます。
森林伐採=環境破壊と捉われがちですが、伐採されず放置された森林も環境へ多大な悪影響を及ぼします。木の育成と伐採を管理しながら有効利用していく事が環境保全に繋がります。
杉箱の特徴
吉野杉とは??
主に奈良県中南部の吉野林業地帯の杉を指します。
約500年前から受け継がれてきた「密植」と呼ばれる植林方法で育てられます。
密植とは
密度の高い植栽をすることです。吉野杉は、一般的な苗木に比べて密度の高い植栽が行われます。これは、お互いの成長を抑制しあって、ゆっくりと育つ為、細かく均一な年輪幅になります。その後、ある程度成長した段階で「間伐」を行います。
間伐とは
密植された杉が成長すると木々の間隔が狭くなっていき、そのままにしておくと太陽光が入らなくなり、上にいく程、ひ弱な木になってしまいます。良質な材木を育成する為に、過密になる木々の一部を計画的に伐る作業が間伐です。この時に伐採された木を「間伐材」といいます。
当社が取り扱う「奈良吉野杉折箱」は、この間引きした用途の限られる間伐材を有効利用した商品です。
奈良吉野杉折箱の特性
機能性
木箱を使用するお客様より「箱表面にドリップや油、汚れ等が付着しても拭き取れない」とのお声がありました。当社の「奈良吉野杉折箱」は表面に必要最小限の薄いフィルムを貼ることで今までにない拭き取りが出来る木箱を開発しました。また耐水性があるため、冷凍対応も可能です。
美粧性
従来の四辺を釘や糊で繋げる木箱の製法に対して、1本の板を折り曲げて作られるものが折箱です。接着部の1箇所以外は、木目が繋がっている為、美粧性に優れています。
杉の香り
杉の芳香にはリラックス効果があると言われています。その効果により深い眠りを求められる住居の寝室に使用されます。
調湿作用
杉は温度が高い場合は、水分を吸い、反対に低い場合は、水分を発散させる性質があります。この調湿作用により菌の繁殖を抑制や食品の乾燥を防ぐ役割があると言われています。