近年注目のエコ容器「ファルカタ」とは?改めて解説します
ここ数年ファルカタ素材の食品容器を目にすることが多くなっていませんか?
当社が製造販売している「ココウッド」もファルカタ素材です。
環境配慮、エコ素材、SDGsといった言葉が枕詞につくことが多いですが、具体的にどんな素材なのかご存知でしょうか?
ファルカタの特徴、なぜエコなのかを解説します。
ファルカタの特徴
・なぜエコ素材なのか
ファルカタとは東南アジアを原産とするマメ科の植物です。実は分類上は木ではありません。最大の特徴は成長の早さで、約5年~7年で全長15m、直径25~35cmになります。
一般に杉の間伐が20~30年程度でおこなわれることを考えると驚異的な早さであることがわかると思います。※
森林の育て方、木材生産:九州森林管理局 (maff.go.jp)より
1本のファルカタが吸収するCO₂は年間136.5kg。炭酸ガスの吸収量は1ヘクタールあたりファルカタが約16トン、杉が約5トンと通常の木と比較して約3倍の吸収率を誇ります。ちなみに当社はインドネシアで計画植林されたファルカタを使用しているので環境を破壊することなく、現地での雇用創出にも貢献しています。
成長が早く、CO₂を多く吸収し、(当社使用材は)計画植林のために環境破壊がない。このようなことから環境に優しいエコ素材だと言われています。
・軽くて加工しやすい
ファルカタは他の木材と比較すると密度が低いため、軽くて加工が容易です。
厚みにもよりますが、ノコギリを使わなくてもカッターナイフで切ることができるほどです。
強度が低いことがデメリットに挙げられることが多い木材ですが、それはあくまでDIY素材なんかに使われるときのこと。食品容器として活用する場合にそれが目立つようなことはありません。
・桐に似た白色
白木のような上品な色合いをしています。
そのため悪目立ちすることなく食品を際立たせることができます。
また木製品特有の高級感もあります。
当社が取り扱うファルカタ素材の容器
・ココウッド
お弁当、和洋菓子、寿司など幅広い食品でご使用いただけます。
折りたたむことができたり、スタッキングが可能だったりと在庫スペースの圧迫を軽減することが可能です。
・重箱
木製重箱の中では比較的安価にご提供が可能です。
木製重箱は使いたいけれど、食材費や物価高で従来の木箱を続けるのは厳しい…
というお悩みがあればお力になれるかもしれません。