SDGsという言葉もすっかり浸透し、可能な範囲で環境に配慮しよう、エコなものを使おうといった認識が定着しました。
企業にとっても環境に配慮できているかを消費者に示す必要が出てきています。
本記事ではエコ容器とはそもそも何なのか、種類ごとの解説とよく使われているシーンを紹介します。
目次
エコ容器ってなに?
環境に配慮された素材を使用した食品容器のことをエコ容器と呼びますが、明確な定義はありません。主にプラスチックを使用していない、いわゆる脱プラ容器のことを指します。
木製のものや紙でできているものなど、多くの素材が生まれています。
エコ容器の種類と特徴
木製容器
昔ながらの木でできた容器です。おせち重箱や贈答品など高級なものには昔から使われていました。近年は駅弁や百貨店などの少し高価な弁当にも使われることが増えてきています。ひとつひとつ木目に違いがあるなど自然由来特有の温かみがあり、プラスチック容器と比較しても高級感を出せるのが特徴です。
サイズや形状によっては弁当やギフトだけではなく、洋菓子や和菓子にも使いやすくおしゃれな印象を与えることができます。
紙製容器
印刷や張り合わせるフィルムによって自由なデザインを実現できるのが紙製容器の特徴です。紙という特性上、水分には非常に弱く、汁気の多い食材には向きません。(フィルムを貼ることで水分の弱点をクリアしているものも数多くあります。)わかりやすい例だと和洋菓子の詰め合わせで見かけることが多いですがおせちの重箱にも紙製のものが数多く出回っていたり、加工がしやすいことから多種多様な使い方をされています。
モールド容器
モールドとは型を使って成形するという意味です。紙を原料としたパルプモールド、サトウキビを原料としたバガスモールドがほとんどでどちらもエコ容器として注目されています。高級感はないですが、丈夫で軽量なためテイクアウトやキッチンカーなどの食べ歩きに使用されることが多いです。また、カジュアルな外見からカフェで使用されることがあります。
バイオプラスチック容器
植物由来のプラスチックであるバイオマスプラスチックと細菌や微生物によって自然環境で分解される生分解性プラスチックをまとめてバイオプラスチックと呼びます。バイオプラスチック容器の特徴は通常のプラ容器と同じ感覚で使用できることです。見ただけでは中々わかりません。
なぜエコ容器が求められるのか
近年、世界全体で気象の異変が起きています。北米ではこれまでにない規模の山火事が発生しており、その原因の一つが気候変動によるものだと言われています。日本国内では最高気温を更新したり、異常な降雨量による災害が多発しました。プラスチックを製造、焼却する際に発生する二酸化炭素は気候変動に影響を与えることが示唆されており、今後さらに異常気象のリスクが上昇すると想定されています。
プラスチックは自然に分解されることはなく、適正な廃棄をされていないプラスチックは地球に残り続けます。海に流れたプラスチックは波や紫外線の影響を受けて小さくなり5mm以下のマイクロプラスチックとなります。
マイクロプラスチックは魚が食べてしまい、その魚を私やあなたが食べることになるかもしれません。マイクロプラスチックが害をもたらすのかどうかは未だわかっていません。
食品包装には無数のプラスチックが使われています。環境に与える影響は極めて大きく、「容器包装リサイクル法」や「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」でもわかるように、環境に配慮したエコ容器への移行が求められてるのです。
エコ容器に切り替えるメリット
プラスチック容器よりも高級感がある容器が多いので、食材をより彩ることができます。
実際にプラスチック容器とエコ容器に同じ食材が入っているものでアンケートを取ったところ、エコ容器に入っただけで販売価格予想が上がるという結果が出ました。
詳細はこちらでご覧いただけます。
容器で印象が変わる!?アンケート調査してみた
弁当容器のフィルムや小分けのカップは過剰包装だと言う考え方が浸透してきており、今後プラスチック容器そのものもマイナスの印象を抱かせるようになる可能性は否定できません。
CSR(企業の社会的責任)活動は社会、環境のためになるだけではなく、企業イメージの向上とあわせてブランディングを図ることもできます。まだまだプラスチック容器が大半を占める今のうちに環境配慮を徹底することでブランドイメージを浸透させることができるかもしれません。
1ページ目-プラスチックごみ問題に関する世論調査(令和4年9月調査) | 世論調査 | 内閣府
エコ容器のデメリット
プラスチックは加工がしやすいため様々な形状のものを大量生産することができ、コストも非常に安価です。
つまりほとんどの場合プラスチック容器よりもエコ容器のほうがコストがかかります。
また、エコ容器をプラスチックほどの自由な形状にすることは難しいため仕切り形状などはシンプルなものになってしまうかもしれません。
まとめ
エコ容器に明確な定義はありませんが、脱プラ容器とも呼ばれプラスチックを使用していない容器のことをいいます。木製、紙製、ポプラやバガスが代表的なエコ容器とされています。
環境保護が叫ばれる昨今注目を集めており、市場でも珍しくない存在になりました。今後ますますエコ容器への切り替えが求められると考えられています。
高級感とコストといったメリット、デメリットがありながらも少しずつエコ容器を求められることが増えてきています。これを気に一部商品からでもエコ容器を取り入れてみてはいかがでしょうか?