業務用の容器を探している方必見!使い捨て食品容器の選び方を紹介
テイクアウト用の容器や、イベントに使う使い捨ての弁当箱といった業務用の食品容器には数多くの素材のものがあります。コンビニやスーパーでよく見かけるのはプラスチック製のものですが、百貨店に足を運ぶと紙製や木製の食品容器が多く並んでいますよね。高級感があるかどうかくらいはわかりますが、素材ごとの違いをご存知ですか?
実際に容器を選ばれる際に役立つ素材ごとの特徴を解説します。
使い捨て弁当箱の主な素材
使用されることが多い素材の特徴をまとめました。ただし、それぞれ加工による違いやメーカーごとの製造方法の違いなど、一概に同じ素材だからといって全てが同一の使用方法ができるとは限りません。そのため電子レンジや冷凍、使用方法については製造メーカーや販売店に問い合わせるようにしてください。
プラスチック
コンビニやスーパーで販売されている弁当はほとんどがプラスチック容器に入っています。非常に安価で大量生産が容易なため、安価で手に入ります。電子レンジに対応しているものが多く、リーズナブルな弁当に適しています。ただし環境問題によって度々槍玉に挙げられているように環境負荷は低くありません。リサイクル商品やバイオマス素材を配合したものなどが増えてきました。
PP(ポリプロピレン)
耐熱性が120度程と高く、電子レンジを使用することができます。耐油性も高くデリバリー用の容器や店舗販売の弁当容器としてよく使われています。
PS(ポリスチレン)
電子レンジには対応していません。そのため温める必要がない常温のまま食べられる惣菜やサラダなどに。PPより安価で手に入ります。発泡性のPSはPSPとも呼ばれ、高級感と断熱性や保冷性を高まります。PSPは折箱などに使用されます。
PET(ポリエチレンテレフタレート)
透明度が高く光沢があるため中身を見ることができます。電子レンジの使用には適していません。非常に安価で手いれることができるのも特徴です。サラダやデザートが入ったカップや惣菜用のフードパックとしての使用や、食品容器の蓋としてもよく使われています。高級感はありません。
紙製
印刷によってオリジナルデザインを展開しやすいのが特徴で、華やかなものやおしゃれなものなど様々なデザインが展開されています。飲食大手チェーンのテイクアウトやイベントで使割れることが多いです。ただし印刷は一定数以上の製造がほとんどのため、オリジナルデザインの紙製容器を使用する際はかなりの数を購入する必要があります。耐熱性や耐水性などは加工によって大きく変わるため製品ごとに必ず確認をしてください。
おせち料理の重箱なども紙製のものが数多く使用されているように、紙の厚みによって高級感が大きく左右されます。
木製
上記と比べても高級感があるものが非常に多く、比較的高価な弁当の容器として、土用の丑のうな重など特別な商品の容器として使用されることがあります。近年では、折箱屋.jpで取り扱っているココウッドのような厚みが薄い木製容器も多くなっており、そちらであれば安価かつ高級感もある容器が手に入ります。天然素材であることから、電子レンジでの使用はサンプル品などで事前にテストと販売店などに確認をしてください。
バガス/パルプモールド
見た目が似ているバガスとパルプですが、前者はサトウキビの絞りカスが原料で、後者はパルプ(紙)が原材料です。
地球環境にやさしい容器で、生分解性であることからいずれは土に還ります。比較的安価かつ軽量であることから屋外でのイベントやキッチンカーでの販売でよく見ることができます。また、ナチュラルな印象が強いため木製同様カフェやオーガニックな食品を使用した弁当の容器としても使いやすいです。レンジの使用は商品によるため必ず事前テスト及び確認をお願いします。
バガスについては下記でも説明しています。
バガス容器は冷凍にも対応!耐寒性と環境性を兼ね備えた食品容器
選び方の目安
価格が安いもの
コスト面を最優先で検討される場合はプラスチック製容器、バガス/パルプモールド容器がおすすめです。紙製と木製はこれらと比べるとコストがかかる傾向にあります。PSPのプラスチック製容器は、折箱の中では安価なため見栄えが良い安価な容器です。
見た目を重視している
デザイン製の高い紙製の箱か高級感がある木製容器が適しています。発泡性折箱は仕出し弁当など和風の弁当に使いやすく見た目をよく仕上がります。
環境にやさしい容器がほしい
エコ容器を使用することで、環境に配慮してることでブランディングや、周囲へのアピールができます。バガス/パルプモールドであれば非常に安価ですが、高級感といった観点では物足りないかもしれません。紙製容器、木製容器であれば高級感を出しつつ環境に配慮した脱プラ容器を使用することができます。
業務用に使用しやすいかを確認する
サンプルを取り寄せることができるか
食品容器は使用方法により、選び方や対応しているかどうかが大きく変わります。そのため一度試してみてから使いたいものですよね。そんなときにサイトによっては無料でサンプル依頼ができるかどうかが重要になります。サイトによってはサンプルが有償だったり、そもそもサンプルを取り寄せることができないところもあるので、検討しているサイトが無料でサンプル依頼ができるかどうかはチェックするようにしてください。
少量から購入することができるか
保管するスペースが豊富にあるのであればいいですが、過剰に在庫を置けるほど余裕がないのがほとんどですよね。ケースでしか購入できないとなると、本当に必要な数以外の結構な数量を長期間保管することになってしまいます。サイトによっては袋単位の購入ができずケースでしか販売していない、といったところも多くありますので、価格面や商品などが譲れない場合以外は少量から購入できるサイトを利用するほうが便利です。
最後に
折箱屋.jpでは、PSP製(発泡性プラスチック)や木製、紙製、パルプ/バガスモールド容器と幅広い商品を取り扱っています。ほとんどの商品で完全無料のサンプルと、袋単位での販売を実施しております。業務用食品容器をお探しの際はぜひご検討ください。